マイコンからパソコンへ失った手

喪われた手

マイコンから
パソコンになり
獲たもの失ったものがある

それは、人間の動く手だと思う

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Necは四十年前
pc9800、8001 6001 6600
と言ったマイコンをつくっていた。

プログラム言語はBasic、マシン語と言うものだった。

Windowsは陰も形もなかった。

多くの人が、自分でさまざまなプログラムをソフトウェアの原形を、自分の発想力を駆使し、つくりあっていた。

 音、作図、そして判断の分かれ目、未分化の卵の動く心臓のような世界だった。

 そして、マイコンから、通信や機械の制御をことを目に見える形で始まる発芽を感じた。

 そこには自分と世界を繋げる自分の手があった
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 今、目の前のパソコンを目にするとWindowsの画面が広がり、その卵が見えない。
忘れていた。

 天文ファンのつながりで、画像解析、防衛制御ソフトウェア、ロケット制御ソフトウェア等に触れていながら、見えなくなっていた光景。
天文ファン理科系の人達の先輩達は見えていたのだと思う。

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 思い出したのは最近のことである。クリエイターやシステムエンジニア、建築家、理科系の使っているパソコンを調べ始めて、、その光景を思い出した。

 パソコン、ソフト、アプリは、あのマイコンの卵から
バラバラに分裂し世界に散らばったのだと

 それをつなぐ人間の動かず手と引き替えに

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